
THE・おなら
おならをすると眉をひそめられたり、君への愛情が一気に冷めたと言われたり、周囲の雰囲気が変な感じになったり、その場にいられなくなって立ち去ったり。うっかり出てしまって、いい思い出を持っている人はあまりいないのではないでしょうか。
でも、おならをしても「かわいい」と言われる特権階級の人もいます。どんな人かというと・・・・それはもちろん
我が子
我が子といっても特に赤ちゃんのおならは、待遇が違います。
「ちょっといまの聞いた?!聞いた?!」(大人と同じ普通のおなら音)
「今のおなら、かわいい~。」(私もしてるけど、かわいいと言われたことないよ)
「おなら出まちたね~。おりこうさんでしゅね~」(いいな~、褒められるんだ)
なんなんでしょうか、小さい子のおならの異常な可愛いさは。
多分私の推測ですが、それはおならの性質にあると思います。というのも、おならに関していえば、生まれた瞬間から音も匂いも大人と対等という点で、赤ちゃんのほかの行動とは違うということです。他の行動が、ある種の赤ちゃんらしさ、未熟さを持ち合わせているのに対して、おならは生まれた瞬間から完成されているのです。つまり、こんな小さな可愛らしい赤ちゃんから、お父さんと同じような爆音と匂いのおならを放つというキャップに萌えるのでしょう。
それゆえ、腹も立ちませんし、愛おしさすら感じます。
そして現在進行形で子育て真っ最中&我が子のおならをこよなく愛するご両親に伝えたいことがあります。あまりにもおならを称賛しすぎて、「自分のおならは神、みんなが喜ぶ」と勘違いして育たないように、そこだけはくれぐれもご注意願います。
・小さい子が大人と同じことをすればするほど可愛いく感じる
・お父さんの酒のつまみを横からつまみ食いして「おいおい、将来酒飲みか~?」と喜ぶのも同じ心理
・しかし実際飲んだくれの大人に育つことは望んでいない