
「おかあさん大好き」
そんなことを、突然言われたらキュンと来ちゃいますね。
でも、
「お母さん大好き
実は買ってほしいおもちゃがあるんだけど」
って言われると、おいおいってなるわけです。
が!!!
子供というのは時として、天才的に自然に愛されワードを使いこなします。そして私のような単純な脳みそをもった母親はいつもコロっといっちゃうわけです。
先日もそうでした。
買い物に行ってくるからね、と娘に言い残しスーパーへ。
娘は家でお留守番です。
しばらくスーパーにいると、娘から電話が来ました。
「お母さんに伝えたいことが二つあります。」
「一つ目、アイスが食べたいんだけど。もしお母さんがいいっていうなら買ってきてちょうだい。ダメならいいよ。」
その時点で、私はほぼ買い物を終わろうとしていました。しかも、ここでアイスを買ってしまったら今日一日分の食費予算をオーバーしてしまうので、娘の「ダメならいいよ」という言葉を、内心ほっとしながら聞いていました。
「二つ目、今日学校から出された宿題、ぜーーーんぶ終わったから!」
なんですと!!!!!
いつもいつも宿題のとりかかりが遅く、寝る時間が遅くなって自分でも後悔してるのか悔しいのか、しくしく泣きながら勉強している次女、まき子の口から発せられた信じがたい言葉。
彼女が、夕ご飯を前にして、すでに宿題を終わらせるとは!!!
うれしい・・・・母は非常にうれしい・・・・(と、電話口でしばし感動)
アイスを買って帰ろう。
【教訓】
・子供は自分の利益になるように事を運ぶ本能を持っている
・親は子供の策略に喜々としてはまってしまう
・まんまと騙されたことに後悔はない