
こどもは絵本が大好き。
絵本の世界に引き込まれて目がキラキラする。
↑全て幻想
もちろん、絵本が好きでちゃんとお母さんの読み聞かせに耳を傾ける子もたくさんいます。自分の子もそうだと思っていました。なので、子供が出来たら絵本を読んであげればいいと簡単に思っていました。
現実は違いますね。
我が家のご長男ケンタくん。
膝にのせて絵本を~なんて思うと、ものの数秒で私の腕をすり抜けて脱走。
興味ないご様子です。
2歳を過ぎるとケンタは機関車トーマスにはまりだしました。キャラクターがたくさん載っている本を買ってあげると、カタカナが読めるお姉ちゃんが本を読んで登場するキャラクターを暗記。それらを全て教えてもらっていました。(これを読み聞かせというのか?)
時が過ぎ小学校へ入学。おそらく同学年の子供さんたちよりも字もすらすら読めず、実際本も読んでいませんでした。しかし、小学校の先生との個人面談で言われたのがこうです。
「読書をたくさんする子ですね。とても色んなことを知っています。」
先生は一体何言ってるの?読書なんてしませんよ、うちの子。と一瞬戸惑いましたが、ハタと気づきました。
知ってることはほとんどお姉ちゃんから聞いた知識。本を読まなくても、お姉ちゃんが本の内容も、アニメや映画を見た時の主人公の心情も、ストーリーが言わんとしていることも、全て教えてくれました。教えたというより、隣で勝手にぺちゃくちゃお話しているのを、指をくわえて聞いてるだけなんですけどね。
つまり、スピードラーニング。
『ただ聞き流すだけでいいんですっ!』
その後も順調に本はあまり好きじゃないまま育ちましたが、小学校中学年くらいにゲームをするようになってから攻略本を買ってとねだられて、真剣に攻略本を読む姿に涙した母です。
【教訓】
・無理に読み聞かせなくても子は育つ。
・読み聞かせが好きな子にはどんどん読んであげましょう。がしかし、嫌がる子に無理強いしてもいいことはない。
・読み聞かせが苦手でも、自分で本を眺めたり読むほうが好きな子もいる。